小児科

小児科は小児の方々に生じる様々な病気の診断・治療を行う診療科です。
子どもと大人では、同じ病気になった場合でも、症状の出方や注意すべき点が異なります。小児科医は常に『成長と発達』を気遣い、子どもの年齢を考えて全身の診察を行っているというのも特徴です。当クリニックでは乳幼児~小学生の方を対象にしております。

こんな症状は小児科にご相談ください。

生後3ヶ月未満の赤ちゃんが熱(38度以上が目安)を出した場合は、抵抗力が弱く重症化しやすいので受診を急いでください。生後3ヶ月以上のお子さんの場合は、熱が高くても元気ならば様子をみてもかまいません。以下の症状の時は受診しましょう

  • テキスト
    • 機嫌が悪い
    • まわりに興味を示さず顔色が悪い
    • ぐったりしてい
  • 嘔吐が続いている
    • 嘔吐が続いている
  • 水分が取れなくておしっこが出ない
    • 水分が取れなくておしっこが出ない
  • 5日以上発熱が続いている
    • 5日以上発熱が続いている
  • 昼夜問わず咳が出る
    • 昼夜問わず咳が出る
    • 肩で息をしているようなひどい咳

また、次の症状の場合は、救急要請もお考えください。

痙攣を起こしている

呼びかけをしても反応がにぶいなど意識がはっきりしない

ドクターランドの小児科の特徴(当院で可能な検査)

  • 血液検査

    血液検査

    血液検査の項目の一つに、炎症反応があります。これは、子どもの熱源の大半を占める感染症が、細菌由来か、ウィルス由来かを判断するものです。炎症反応を調べることで、抗菌薬の適応を判断しています。

  • 尿検査

    尿検査

    尿検査のほとんどは、本来尿中には存在しない血液や蛋白の成分が尿から検出されないかを調べています。尿中にこれらが混入する病態は多岐にわたり、超音波検査を組み合わせて、病気の診断、対応に繋げています。

  • 病原体迅速検査

    病原体迅速検査

    感染頻度の高い病原体(細菌、ウィルス)について、子どもの喉や鼻から採取した粘液中に、これらの成分がないかを数分で判定します。特に溶連菌やインフルエンザウィルスへの対応には欠かせない検査です。

  • レントゲン検査

    レントゲン検査

    レントゲンは、放射線(X線)の体内への透過性の差を画像化する検査で、当院では主に肺やお腹の状況を調べるために取り入れています。大きな病院で検討されるCTやMRI検査と違い、放射線の被曝は少なく、鎮静も必要ないため、子どもの負担は少なく安心して受けられる検査です。

  • 超音波検査

    超音波検査

    レントゲン検査は臓器のX線の透過性の差を画像化する検査ですが、お腹の臓器は腸のガス以外はほぼ同じX線透過性となり、腹痛の原因が見つからないこともあります。一方で超音波検査は、内臓の超音波の伝搬速度を画像化することで、各臓器の大きさや非生理的なものの把握、血液の流れなどがリアルタイムに検査することができます。

子どもがかかりやすい病気

  • 溶連菌感染症

    溶連菌感染症

    冬から春先に多い感染症です。発熱、咽頭痛があり、喉が赤くなります。症状を和らげる薬以外に、抗生剤の内服が必要となります。登園・登校は抗生物質を飲んでから24-48時間以上経っていて、症状がよくなっていれば大丈夫です。

  • アデノウイルス
    (プール熱・咽頭結膜熱)

    アデノウイルス
    (プール熱・咽頭結膜熱)

    アデノウイルスは約50種類あり、それぞれ感染するとおこる症状は異なります。その中でもプール熱は咽頭結膜熱ともいわれ、夏に流行します。発熱や喉の痛みの他に結膜炎の症状があります。ウイルスからくる風邪なので、治す薬はなく症状を和らげることで自己回復力を高めます。発熱が5日間ほど続く場合があるので、脱水に気をつけることと、高熱で苦しそうな場合は解熱剤などで対処します。プール熱は学校保健安全法における学校感染症に当たるので、発症した場合は出席停止になります。症状がなくなってから2日後に登校できるようになります。

  • マイコプラズマ肺炎

    アデノウイルス
    (プール熱・咽頭結膜熱)

    アデノウイルスは約50種類あり、それぞれ感染するとおこる症状は異なります。その中でもプール熱は咽頭結膜熱ともいわれ、夏に流行します。発熱や喉の痛みの他に結膜炎の症状があります。ウイルスからくる風邪なので、治す薬はなく症状を和らげることで自己回復力を高めます。発熱が5日間ほど続く場合があるので、脱水に気をつけることと、高熱で苦しそうな場合は解熱剤などで対処します。プール熱は学校保健安全法における学校感染症に当たるので、発症した場合は出席停止になります。症状がなくなってから2日後に登校できるようになります。

  • 胃腸炎
    (ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルス)

    胃腸炎
    (ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルス)

    冬に流行する胃腸炎のほとんどがウイルス性の胃腸炎で2歳以下の小さいお子さんがかかりやすいです。また年齢が上がるにつれ、かかっても重症化しにくくなります。 よく流行するものには、ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルスなどがあります。 嘔吐、下痢が主な症状で、腹痛や発熱を伴う場合もあります。症状がひどくなると脱水や電解質(ナトリウム・カリウム)の喪失症状(循環不全:血液量が減り、顔色が悪い、手足が冷たいなど)が全身症状としてあらわれます。普段から体重を測っておくと、脱水が進んでいるかどうかの判断の一つとなります。大抵は軽症で、3,4日の経過で症状は安定しますが、脱水に対する対応が遅れると重篤になるので注意が必要です。

  • ヘルパンギーナと手足口病

    ヘルパンギーナと手足口病

    エンテロウイルス感染からくる夏風邪です。
    ヘルパンギーナは高熱と咽頭痛、口の中に白い水疱性の口内炎ができるのが特徴です。
    手足口病は、熱はそれほど高くなく、口の中、手のひら、指の間、足の裏、膝、お尻などに水疱性の発疹ができるのが特徴です。
    喉の痛みから、水分や食べ物を欲しがらなくなるので、脱水を起こさないよう気をつけることと、高熱で苦しい場合は症状を和らげる解熱剤を使い自己回復力を高めます。
    普通の風邪と同じように、解熱し食事ができるようになったら、登園、登校可能となります。

  • RSウイルス

    RSウイルス

    冬に流行する代表的なウイルスです。2歳までにほぼ全てのお子さんが感染し、大人になっても繰り返し感染するウイルスです。病気を治す薬はないので、症状を和らげる薬と、吸入などの処置で呼吸を楽にしてあげる対症療法で体力の回復をはかり治癒を目指します。生後3ヶ月未満では重症化しやすいので注意が必要です。

  • みずぼうそう

    みずぼうそう

    水痘・帯状疱疹ウイルスというヘルペスウイルスの仲間による感染症であり、一定の潜伏期を経て全身に小さな赤い発疹や水疱ができます。皮膚の発疹は、少し赤味を帯びたブツブツや水疱、膿疱などが混ざるのが特徴で、頭皮にも生じます。ワクチンを2回接種することによりかなり感染が減りました。
    一度かかると免疫がつくため、通常は二度とかかることはありません。ただし、治った後もウイルスは体の中に潜伏していて、数十年後に何らかのきっかけにより帯状疱疹として再発することがあります。子どもの水痘はそれほど怖い病気ではありませんが、治療が遅れたり、アトピー性皮膚炎など他に皮膚疾患があったりする場合は、重症化することがあります。

  • おたふく風邪

    おたふく風邪

    おたふく風邪はムンプスウイルスによる感染症です。罹患している方の唾液の飛沫を吸い込んだり、汚染されたものと接触したりし、鼻や口を通して鼻・咽頭部からウイルスを取り込むことにより感染します。これにより、耳たぶから耳の前の顎のラインに沿って腫れや痛みが生じます。発熱、痛みに伴う食欲低下などもよく起こります。しばらく安静にしておくことで快方に向かいますが、髄膜炎を合併することもあるので注意が必要です。その他、睾丸炎、卵巣炎、難聴、膵炎なども起こる場合があります。ワクチンで防げるものなので、接種をおすすめします。

  • りんご病

    りんご病

    両ほおに紅斑が生じることが特徴であり、幼児・学童に多く見られます。症状としては、最初に風邪のような諸症状が出て、2、3週間してから両ほおが赤くなり、その後、腕や太ももに発疹ができます。発疹は、はじめはポチポチとした斑点のようですが、次第に中心部が薄く、周囲を赤く縁取ったレース模様のようになるのが特徴です。特効薬は無く、必要に応じて抗ヒスタミン薬や鎮痛薬による対症療法を行います。予後は良好です。熱が下がると、感染させるリスクは減ります。そのため、発疹が出た後(りんご病の診断がついた後)は、感染防止のために、学校を休ませる必要はありません。

  • インフルエンザ

    インフルエンザ

    2,3日ほどの潜伏期間を経て発症し、38℃以上の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、寒気などの全身症状が現れます。普通の風邪と同じように、喉の痛み、鼻みず、せきなどの症状も見られます。お子様によっては痙攣や中耳炎を伴うこともあります。稀なケースでは急性脳症によって緊急的な治療が必要になることもあります。
    インフルエンザウイルスは毎年少しずつ性質を変え、異なるタイプがはやるので、その変化に対抗するために予防接種も毎年行う必要があります。

  • 尿路感染症(ぼうこう炎、腎盂腎炎)

    尿路感染症
    (ぼうこう炎、腎盂腎炎)

    尿路感染症は、おしっこの出口から細菌が膀胱内に侵入することでおこります。細菌が膀胱から腎臓まで進入すると腎盂腎炎をおこします。発熱を伴わないような膀胱炎の場合は通常、抗菌薬を3日間服用すれば治ります。また多くの場合は抗菌薬服用後24時間で症状の改善を認めます。しかし、高熱を伴い腎盂腎炎が疑われた場合は2週間ほどにわたる抗菌薬の投与が必要です。最初は食欲も無く、脱水気味になっていることが多いので、点滴で抗菌薬を投与し、解熱後に食欲が出てきたら、飲み薬による投与を続けます。

  • 突発性発疹

    突発性発疹

    ウイルス感染症の一つで、3歳ごろまでにほとんどのお子さまがかかる病気です。38度以上の熱が3,4日間続き、解熱前後で全身に赤い発疹がみられます。特効薬はなく自然に治ります。高熱のため、熱性痙攣を起こすこともあるのでこの点は注意が必要です。

溶連菌感染症

冬から春先に多い感染症です。発熱、咽頭痛があり、喉が赤くなります。症状を和らげる薬以外に、抗生剤の内服が必要となります。登園・登校は抗生物質を飲んでから24-48時間以上経っていて、症状がよくなっていれば大丈夫です。

アデノウイルス
(プール熱・咽頭結膜熱)

アデノウイルスは約50種類あり、それぞれ感染するとおこる症状は異なります。その中でもプール熱は咽頭結膜熱ともいわれ、夏に流行します。発熱や喉の痛みの他に結膜炎の症状があります。ウイルスからくる風邪なので、治す薬はなく症状を和らげることで自己回復力を高めます。発熱が5日間ほど続く場合があるので、脱水に気をつけることと、高熱で苦しそうな場合は解熱剤などで対処します。プール熱は学校保健安全法における学校感染症に当たるので、発症した場合は出席停止になります。症状がなくなってから2日後に登校できるようになります。

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマは細菌の一種です。乳幼児などでは、感染しても風邪と同じように自然治癒する場合も少なくないのですが、肺炎を合併している場合などは、抗生物質による治療が必要となります。 症状が改善し、全身状態がよくなると、登園・登校可能です。 風邪症状程度の状態であれば、診断の確定や抗生物質による治療も必要ないと考えられます。

胃腸炎
(ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルス)

冬に流行する胃腸炎のほとんどがウイルス性の胃腸炎で2歳以下の小さいお子さんがかかりやすいです。また年齢が上がるにつれ、かかっても重症化しにくくなります。 よく流行するものには、ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルスなどがあります。 嘔吐、下痢が主な症状で、腹痛や発熱を伴う場合もあります。症状がひどくなると脱水や電解質(ナトリウム・カリウム)の喪失症状(循環不全:血液量が減り、顔色が悪い、手足が冷たいなど)が全身症状としてあらわれます。普段から体重を測っておくと、脱水が進んでいるかどうかの判断の一つとなります。大抵は軽症で、3,4日の経過で症状は安定しますが、脱水に対する対応が遅れると重篤になるので注意が必要です。

ヘルパンギーナと手足口病

エンテロウイルス感染からくる夏風邪です。
ヘルパンギーナは高熱と咽頭痛、口の中に白い水疱性の口内炎ができるのが特徴です。
手足口病は、熱はそれほど高くなく、口の中、手のひら、指の間、足の裏、膝、お尻などに水疱性の発疹ができるのが特徴です。
喉の痛みから、水分や食べ物を欲しがらなくなるので、脱水を起こさないよう気をつけることと、高熱で苦しい場合は症状を和らげる解熱剤を使い自己回復力を高めます。
普通の風邪と同じように、解熱し食事ができるようになったら、登園、登校可能となります。

RSウイルス

冬に流行する代表的なウイルスです。2歳までにほぼ全てのお子さんが感染し、大人になっても繰り返し感染するウイルスです。病気を治す薬はないので、症状を和らげる薬と、吸入などの処置で呼吸を楽にしてあげる対症療法で体力の回復をはかり治癒を目指します。生後3ヶ月未満では重症化しやすいので注意が必要です。

みずぼうそう

水痘・帯状疱疹ウイルスというヘルペスウイルスの仲間による感染症であり、一定の潜伏期を経て全身に小さな赤い発疹や水疱ができます。皮膚の発疹は、少し赤味を帯びたブツブツや水疱、膿疱などが混ざるのが特徴で、頭皮にも生じます。ワクチンを2回接種することによりかなり感染が減りました。
一度かかると免疫がつくため、通常は二度とかかることはありません。ただし、治った後もウイルスは体の中に潜伏していて、数十年後に何らかのきっかけにより帯状疱疹として再発することがあります。子どもの水痘はそれほど怖い病気ではありませんが、治療が遅れたり、アトピー性皮膚炎など他に皮膚疾患があったりする場合は、重症化することがあります。

おたふく風邪

おたふく風邪はムンプスウイルスによる感染症です。罹患している方の唾液の飛沫を吸い込んだり、汚染されたものと接触したりし、鼻や口を通して鼻・咽頭部からウイルスを取り込むことにより感染します。これにより、耳たぶから耳の前の顎のラインに沿って腫れや痛みが生じます。発熱、痛みに伴う食欲低下などもよく起こります。しばらく安静にしておくことで快方に向かいますが、髄膜炎を合併することもあるので注意が必要です。その他、睾丸炎、卵巣炎、難聴、膵炎なども起こる場合があります。ワクチンで防げるものなので、接種をおすすめします。

りんご病

両ほおに紅斑が生じることが特徴であり、幼児・学童に多く見られます。症状としては、最初に風邪のような諸症状が出て、2、3週間してから両ほおが赤くなり、その後、腕や太ももに発疹ができます。発疹は、はじめはポチポチとした斑点のようですが、次第に中心部が薄く、周囲を赤く縁取ったレース模様のようになるのが特徴です。特効薬は無く、必要に応じて抗ヒスタミン薬や鎮痛薬による対症療法を行います。予後は良好です。熱が下がると、感染させるリスクは減ります。そのため、発疹が出た後(りんご病の診断がついた後)は、感染防止のために、学校を休ませる必要はありません。

インフルエンザ

2,3日ほどの潜伏期間を経て発症し、38℃以上の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、寒気などの全身症状が現れます。普通の風邪と同じように、喉の痛み、鼻みず、せきなどの症状も見られます。お子様によっては痙攣や中耳炎を伴うこともあります。稀なケースでは急性脳症によって緊急的な治療が必要になることもあります。
インフルエンザウイルスは毎年少しずつ性質を変え、異なるタイプがはやるので、その変化に対抗するために予防接種も毎年行う必要があります。

尿路感染症
(ぼうこう炎、腎盂腎炎)

尿路感染症は、おしっこの出口から細菌が膀胱内に侵入することでおこります。細菌が膀胱から腎臓まで進入すると腎盂腎炎をおこします。発熱を伴わないような膀胱炎の場合は通常、抗菌薬を3日間服用すれば治ります。また多くの場合は抗菌薬服用後24時間で症状の改善を認めます。しかし、高熱を伴い腎盂腎炎が疑われた場合は2週間ほどにわたる抗菌薬の投与が必要です。最初は食欲も無く、脱水気味になっていることが多いので、点滴で抗菌薬を投与し、解熱後に食欲が出てきたら、飲み薬による投与を続けます。

突発性発疹

ウイルス感染症の一つで、3歳ごろまでにほとんどのお子さまがかかる病気です。38度以上の熱が3,4日間続き、解熱前後で全身に赤い発疹がみられます。特効薬はなく自然に治ります。高熱のため、熱性痙攣を起こすこともあるのでこの点は注意が必要です。

子どもに多い症状

  • 夜尿症
    (おねしょ)

    夜尿症(おねしょ)

    おねしょは、自分でしようと思ってするものではないので、注意したり怒ったりしても治りません。寝ているときにつくられるおしっこの量と、おしっこをためるぼうこうの大きさのバランスがとれてないためにおこります。トレーニングではなく成長に伴いなくなっていきます。
    夜の水分摂取を控えめにする、防水シーツや、夜用オムツを使うなどして気長に付き合いましょう。また、夜間トイレのために起こすのは、ホルモンのバランスが崩れ、かえって治るのが遅くなるのでやめましょう。
    6歳を過ぎてもおねしょが続くのを夜尿症と言います。薬やアラーム療法が主な治療法です。これらの治療を継続的に行えば、夜尿の頻度を減らしたり、治療を受けない場合よりも早く症状が解消したりすることが期待できます。

  • 手足が痛い
    (成長痛)

    手足が痛い(成長痛)

    お子様が成長する過程では、手や足の骨などが急速に成長し、これに伴って痛みを覚えることもあります。特に3歳〜12歳ごろに多くみられます。痛みは、夜間に多くみられるのと、通常は長続きせず、昼間の活動時間には元気に走り回れるようになるので、あまり心配いりません。しかし、強い痛みを訴えてきたり、皮膚が腫れ上がっていたり、熱を持っていたり、皮膚が変色しているように見えるときは、緊急治療が必要なケースもあります。気になる場合はご相談ください。

  • 熱中症

    熱中症

    温度が高くなくても、湿度が高いと起こるのが熱中症です。水分補給だけではなく、塩分補給が大切です。特に、高温多湿下で運動、長時間過ごす場合は、塩タブレットや、スポーツドリンクなどで熱中症を予防しましょう。

  • 中耳炎

    中耳炎

    小さいお子さんは耳管の構造上、鼻汁が入りやすく中耳炎になりやすいのです。赤ちゃんが、熱が下がらない、機嫌が悪い、耳を触るなどの様子がみられたら中耳炎かもしれません。
    軽症の場合は痛み止めだけで様子をみて治る場合が多いです。鼻吸引や鼻洗浄は中耳炎を予防する手段の一つです。家庭用の鼻吸い器などで鼻水が多い場合はこまめに吸ってあげましょう。当院でも、数種類の吸引管を用意し鼻吸いを行っております。また、耳垢は耳を保護する役割があり、体の動きによって自然に外に出てくるものなので耳掃除は必要ありません。無理にとることで、耳を傷つけないよう気をつけましょう。

  • 便秘

    便秘

    お腹が痛い、食欲がないなど元気がない子どものお腹を触ると便がたまっていることがあります。小さい時の軽い便秘を放置すると将来的な便秘につながる可能性があるので、適切に対処して治しましょう。
    まずは、うんちを出すことを目標とします。乳幼児の便秘は、最初は食事だけのコントロールでは難しいので、薬を使って便を柔らかく保ち、場合によっては浣腸を併用して、ウンチを出すときの痛みをとってあげます。スムーズにウンチがでる習慣が付いてくると、食事だけで対応できるようになります。浣腸は癖になりません。

  • 頭痛

    頭痛

    子どもの頭痛は、ほとんどが発熱に伴う頭痛と一部に片頭痛を認めます。しかし、なかには放置することで命にかかわってくる頭痛もありますので、症状がある場合は、医療機関で精密な検査が必要かどうか、判断しておくことが大切となります。
    また、急激に頭痛を訴え、首を横にふれない場合や、発熱はないものの吐き気や嘔吐を繰り返す場合は、髄膜炎などの可能性があり救急での受診が必要です。

  • いびき・のど・
    口の中が痛い

    いびき・のど・口の中が痛い

    これらの原因の1つとしてアデノイド肥大や口蓋扁桃肥大が挙げられます。アデノイドは鼻の奥にあり、口蓋扁桃は口蓋垂の両脇にあるリンパ組織です。いずれも幼少期において成長とともに発達して大きくなり、5~6歳以後は緩やかな発達に落ち着きます。
    鼻の奥、のどの空間に物理的に大きい扁桃、アデノイドがあることにより、気道や食べ物の通り道が狭くなると、様々な症状や病気が引き起こされることがあります。のどを痛がる、いびき、鼻づまり、口呼吸、滲出性中耳炎、慢性副鼻腔炎が見られるときは、アデノイドなども考えます。症状が高度であれば切除、摘出などの手術治療が必要になることがあります。いびきをかくのをそのままにしておくと、睡眠不足につながり成長の妨げになるので治療が必要です。

  • 胸が痛い
    (胸痛)

    胸が痛い(胸痛)

    お子さんが胸痛を訴えた場合、心臓以外の原因、例えば、胸壁(横隔膜など)の痛みや、喘息などの咳からくる痛み、心因性の痛みなどからくる場合が多いです。しかし、家庭では判断しにくく、まずは心臓に何らかの病気が潜んでいないかを確認する必要があります。当院は、小児循環器(子どもの心臓)の専門医なので、必要に応じて、エルゴメーター、心電図、心エコーなどで丁寧に検査し、ご説明いたします。必要に応じて呼吸器内科をご案内いたします。

  • 熱性痙攣

    熱性痙攣

    乳幼児期(6歳くらいまで)に発熱に伴っておこる痙攣発作で、比較的多くのお子さんにみられる病気です。そのような熱性痙攣では、脳障害や知能低下は起こしません。
    痙攣が起こったら慌てず、平らなところで寝かせ、嘔吐しても気道をふさがないよう注意しましょう。揺すったりせず、何分続くか時計を確認しましょう。痙攣に左右差がないか、どの部分かを確認しましょう。痙攣が5分以内におさまって、そのあとの意識がはっきりしている場合(しっかり目線が合い、呼びかけに反応する)は、痙攣後に医療機関を受診してください。5分以上続く場合や、痙攣がおさまっても意識や顔色が戻らない場合や、発作を繰り返す場合は救急車をよび受診しましょう。

  • クループ

    クループ

    風邪の症状から始まり、特に多くの場合、夜間突然に犬の吠える声のような、またはオットセイの鳴くような咳が出る場合は、上気道が腫れ、クループになっている可能性があります。咳の出始めは、加湿、吸入などが有効ですが、ステロイド等の内服が必要なことが多いので受診して下さい。また、息を吸うときに左右の鎖骨の真ん中や肋骨と肋骨の間がぺこんぺこんへこみ呼吸が苦しそうな場合は、呼吸困難の可能性があるので、早急に受診するか、夜間であれば救急受診が必要になります。

夜尿症(おねしょ)

おねしょは、自分でしようと思ってするものではないので、注意したり怒ったりしても治りません。寝ているときにつくられるおしっこの量と、おしっこをためるぼうこうの大きさのバランスがとれてないためにおこります。トレーニングではなく成長に伴いなくなっていきます。
夜の水分摂取を控えめにする、防水シーツや、夜用オムツを使うなどして気長に付き合いましょう。また、夜間トイレのために起こすのは、ホルモンのバランスが崩れ、かえって治るのが遅くなるのでやめましょう。
6歳を過ぎてもおねしょが続くのを夜尿症と言います。薬やアラーム療法が主な治療法です。これらの治療を継続的に行えば、夜尿の頻度を減らしたり、治療を受けない場合よりも早く症状が解消したりすることが期待できます。

手足が痛い(成長痛)

お子様が成長する過程では、手や足の骨などが急速に成長し、これに伴って痛みを覚えることもあります。特に3歳〜12歳ごろに多くみられます。痛みは、夜間に多くみられるのと、通常は長続きせず、昼間の活動時間には元気に走り回れるようになるので、あまり心配いりません。しかし、強い痛みを訴えてきたり、皮膚が腫れ上がっていたり、熱を持っていたり、皮膚が変色しているように見えるときは、緊急治療が必要なケースもあります。気になる場合はご相談ください。

熱中症

温度が高くなくても、湿度が高いと起こるのが熱中症です。水分補給だけではなく、塩分補給が大切です。特に、高温多湿下で運動、長時間過ごす場合は、塩タブレットや、スポーツドリンクなどで熱中症を予防しましょう。

中耳炎

小さいお子さんは耳管の構造上、鼻汁が入りやすく中耳炎になりやすいのです。赤ちゃんが、熱が下がらない、機嫌が悪い、耳を触るなどの様子がみられたら中耳炎かもしれません。
軽症の場合は痛み止めだけで様子をみて治る場合が多いです。鼻吸引や鼻洗浄は中耳炎を予防する手段の一つです。家庭用の鼻吸い器などで鼻水が多い場合はこまめに吸ってあげましょう。当院でも、数種類の吸引管を用意し鼻吸いを行っております。また、耳垢は耳を保護する役割があり、体の動きによって自然に外に出てくるものなので耳掃除は必要ありません。無理にとることで、耳を傷つけないよう気をつけましょう。

便秘

お腹が痛い、食欲がないなど元気がない子どものお腹を触ると便がたまっていることがあります。小さい時の軽い便秘を放置すると将来的な便秘につながる可能性があるので、適切に対処して治しましょう。
まずは、うんちを出すことを目標とします。乳幼児の便秘は、最初は食事だけのコントロールでは難しいので、薬を使って便を柔らかく保ち、場合によっては浣腸を併用して、ウンチを出すときの痛みをとってあげます。スムーズにウンチがでる習慣が付いてくると、食事だけで対応できるようになります。浣腸は癖になりません。

頭痛

子どもの頭痛は、ほとんどが発熱に伴う頭痛と一部に片頭痛を認めます。しかし、なかには放置することで命にかかわってくる頭痛もありますので、症状がある場合は、医療機関で精密な検査が必要かどうか、判断しておくことが大切となります。
また、急激に頭痛を訴え、首を横にふれない場合や、発熱はないものの吐き気や嘔吐を繰り返す場合は、髄膜炎などの可能性があり救急での受診が必要です。

いびき・のど・口の中が痛い

これらの原因の1つとしてアデノイド肥大や口蓋扁桃肥大が挙げられます。アデノイドは鼻の奥にあり、口蓋扁桃は口蓋垂の両脇にあるリンパ組織です。いずれも幼少期において成長とともに発達して大きくなり、5~6歳以後は緩やかな発達に落ち着きます。
鼻の奥、のどの空間に物理的に大きい扁桃、アデノイドがあることにより、気道や食べ物の通り道が狭くなると、様々な症状や病気が引き起こされることがあります。のどを痛がる、いびき、鼻づまり、口呼吸、滲出性中耳炎、慢性副鼻腔炎が見られるときは、アデノイドなども考えます。症状が高度であれば切除、摘出などの手術治療が必要になることがあります。いびきをかくのをそのままにしておくと、睡眠不足につながり成長の妨げになるので治療が必要です。

胸が痛い(胸痛)

お子さんが胸痛を訴えた場合、心臓以外の原因、例えば、胸壁(横隔膜など)の痛みや、喘息などの咳からくる痛み、心因性の痛みなどからくる場合が多いです。しかし、家庭では判断しにくく、まずは心臓に何らかの病気が潜んでいないかを確認する必要があります。当院は、小児循環器(子どもの心臓)の専門医なので、必要に応じて、エルゴメーター、心電図、心エコーなどで丁寧に検査し、ご説明いたします。必要に応じて呼吸器内科をご案内いたします。

熱性痙攣

乳幼児期(6歳くらいまで)に発熱に伴っておこる痙攣発作で、比較的多くのお子さんにみられる病気です。そのような熱性痙攣では、脳障害や知能低下は起こしません。
痙攣が起こったら慌てず、平らなところで寝かせ、嘔吐しても気道をふさがないよう注意しましょう。揺すったりせず、何分続くか時計を確認しましょう。痙攣に左右差がないか、どの部分かを確認しましょう。痙攣が5分以内におさまって、そのあとの意識がはっきりしている場合(しっかり目線が合い、呼びかけに反応する)は、痙攣後に医療機関を受診してください。5分以上続く場合や、痙攣がおさまっても意識や顔色が戻らない場合や、発作を繰り返す場合は救急車をよび受診しましょう。

クループ

風邪の症状から始まり、特に多くの場合、夜間突然に犬の吠える声のような、またはオットセイの鳴くような咳が出る場合は、上気道が腫れ、クループになっている可能性があります。咳の出始めは、加湿、吸入などが有効ですが、ステロイド等の内服が必要なことが多いので受診して下さい。また、息を吸うときに左右の鎖骨の真ん中や肋骨と肋骨の間がぺこんぺこんへこみ呼吸が苦しそうな場合は、呼吸困難の可能性があるので、早急に受診するか、夜間であれば救急受診が必要になります。